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反応ポロゼ

2006
8月


8/29 ■長い髪の・・・

−雨、そう雨だ。こんな日には何処にも行かずに家で優雅にコーヒーでも・・・というわけにはいかないわけで、相も変わらず今日もバイトです。

今日はバイトの時にちょっと変わった体験をしたのでその事について話しましょうか。


出勤→働く→退勤→家に→パソコンの電源をON→ネット徘徊

この一連の動作を一体僕は何度繰り返して来たのだろう?と自分に問いたくなるほど最近は同じ行動パターン。もちろんネットは楽しいですから楽しみ でやってるわけなんですけど、さすがにバイトに関してはお金だけでやっていけるほど割り切れてないダメ男な僕は、バイトに『楽しみ』を求めているわけです よ。『楽しさ』でも『驚き』でもいいから欲しいわけですよ。いや、むしろ驚きが欲しいわけですよ、驚きが、サプライズが。

なんて事を思いながら今日もバイトです。華麗にレジを打ち、優雅に商品を並べて、すがすがしい程に廃棄商品を廃棄する。う〜む、まさにエレガント!!

と、自分をカッコ良く表現しながら仕事をこなしていると雷の音がしたので外を見ると大雨、これがヒドイくらいに大雨。

(や・・・奴の仕業か!?)

なんてカッコイイセリフを吐いて大雨を眺めていると

ブツンッ

と電源が落ちる音、そうです停電というやつです。でもコンビニをあなどるなかれ、レジは生きてました。「フッ・・・お前ならきっと生きて帰ってくるって信 じて たぜ」と言いたいくらい全然稼動してました。これで最低限の商品販売はできるわけです。が、店内はお客さんが1人。店員は僕と、あと一人いるんですがその 方は店の上にある事務所に停電について話し込みに行った模様。

一対一 マンツーマン

まさにこの状態。お客さんもさすがに暗い店内では雑誌も読めないようで早々と商品をレジに持ってくるわけです。暗い店内の中、ポツンと光るレジのモニター の明かり、まさに恐怖、戦慄。そんな事を思いながら商品を清算したんですがこの大雨、さすがにお客さんも帰れないようです。こうして店内は僕とお客さんの 二人だけに。

さすがに気まずくてお客さんに話しかけようとしたんですが、僕の心の中で

(話しかけたら負け)

という訳の分からないルールが出来てしまい、沈黙。沈黙。
いやしかし僕は仮にも店員だ、そしてお客さんを楽しませるのがマジシャンの役目だ、ちゃうちゃうマジシャン関係ない。いやしかし、何を話せばいいのだろ う。う〜ん気まずい。

気まずいといえば中学生の頃、友人がクラスメイトの愚痴を僕に言ってくるときがあって、言ってる友人は気づいて無いんだと思うんですが、そのクラスメイト が友人の後 ろで静かに本を読んでいる時は気まずかったです。とりあえずその場は

『僕自身の恥ずかしい事』

を話してその場を切り抜けたんですが、さすがにお客さんに言える訳が無い。

「いやね〜僕、髪を結ぶ時にゴムを咥える女性が好きなんですよ。あ、あと『うなじ』とか最高ですよね」

なんて言えるわけが無い。そしてそうこうしているとお客さんが意を決してコンビニを出ていく。うわ、リーマンかっけぇ!!!

・・・

暗い店内、ポツンと光るモニター、そして一人。怖っ!!!!!
こうして僕はこんなにも怖い環境で過ごす事になったので外でも眺めることにしました。

ん?

んん?

目を凝らして外の景色を見ていると、不自然な箇所が。
あのね、停電してるから信号が機能してないんですよ


割と大通りのその道路を車が暴れております。皆が自分の行きたい時に行ってる、しかも割とスピードが出てるし車の数も多い。そ れにこの雨。なんと怖い状況でしょう。それなのに車は華麗に他の車を避け、猛スピードで道を突っ走る。僕は思わず


こ、この動きは・・・トキ!?

こう叫んでしまいたくなるほどでした。もう怖い怖い。それはもう怖い。なので僕は祈りました。暗い店内で一人祈っていました。なんまいだぶ。

そして数分後、僕の祈りのおかげで停電は元通りになりました。入ってきたお客さん数名が「あ〜あ、一台くらい事故ってくれたら良かったのにな!!」とか話 していた時は驚きました。あ、サプライズ。

そしてバイトも無事に終了し、退勤する際に自分が店内に残された時の防犯カメラのデータを見てたんですが、よく見たら祈りじゃなくて踊っていました。思わ ず

「こ、この動きは・・・トキ!?」

と叫ぼうとして、むせて、そのまま帰りました。




8/26 ■避ける打つ入れる

100円投入→ゲームプレイ→100円投入・・・。

一体この一連の行動を僕は何度行なったのだろうか。
そうです、ゲームセンターです。


お金が無くてゲームセンターというフィールドには中々足を運べなかった小学生時代。『ドラクエモンスターズ』『ポケモン』の通信対戦に燃えてた低学年時 代。一人で遊ぶゲームの楽しさを覚え、外で遊ぶことを忘れていった高学年時代。とにかく、小学生時代のときは『ゲームセンター』というお金を大量に使って 遊ぶ場所には行く事が無くて、「ゲーセン行こうぜ」なんて友達が言い出したときには

「こ・・・こいつブルジョアか」

なんて事を思ったもんです。そりゃあもうお金が手に入る度に所持金を全部使って安い中古ゲームを買ってた僕ですから、ゲーセンに行く事なんて考えられな かったわけですよ。

でも、自分が中学生になってゲーセンに一度足を運んだ時はそりゃあもう迫力の凄さ、ゲームのレパートリーの多さにビックリしました。

「お・・・おい!!銃を画面に向けて打ったらゾンビ倒れたぞ!!!」

「違う!コントローラーがプレステとかじゃない!スティックスティック!!」

「メダルは換金できるのか!?できないのか!!なんで!?」

そんな事を横で何やら格闘ゲームをやっている、一緒に行った友人に叫んでました。今思うと絶対迷惑だっただろうなぁ。
とにかく、『ゲームセンター』というものに惹かれた僕はお金が手に入る度にゲーセンに足を運びました。

ある日、友人何名かとゲーセンに行った時、活気のある店の中でただそこだけ時間が止まっているような、あるいは別空間だと感じるほどポツンと一つだけゲー ムが稼動してました。それは『弾幕シューティング』と呼ばれるもので、特に興味はなかったんですが、自分のやりたいゲームが他の人に占領されていたので試 しにプレイしてみようと思いました。すると友人が

「あ、じゃあジャンケンで順番決めて一人一人プレイして誰が一番得点高いか勝負しよう」

なんていうもんですからそりゃあ燃えますよ。そしてジャンケンをするわけなんですけど、全員がグーの中で僕だけがパーを出す奇跡でなんとか勝ち、最後とい うポ ジションに着きました。これでゲームが観察できるわけです。そしてゲームが開始されるわけなんですけど、僕を含めて全員弾幕シューティングの経験が無かっ たので、2面で友人達は倒れていきま した。僕は内心バクバク。

(うわー・・・皆なかなか良い勝負じゃないか、もしかして僕は1面で終わっちゃったりするのか!?)

皆が2面で倒れていく中で僕だけが1面で倒れてしまうのか!?と考えながら
若干暖かくなっているイスに座り、縦長の穴に100円玉を入れてスタート。機体はカッコ良いという理由でオレンジをチョイス。そしてカッコイイBGMと共 にゲームが始まるわけなんですが、後ろの方で友人が

「あ、次は伊藤だ。瞬殺されるな」

「伊藤が勝つなんてありえない」

なんて言うもんですから必死に頑張ってやりました。もうね、あんなに集中した事は無いと言い切って良いほど頑張りましたとも。その奇跡の頑張りであっさり 終わると思って いた1面をノーミスでなんとかクリア。よっしゃあ!!と喜びました。そしたらまた後ろの方で

「奇跡だ!!」

と友人達。そんなに僕はゲームダメ男なのか!?と割とヘコみながらの2面。もうバシュンバシュンと敵を撃ち散らす。

『いけぇぇぇぇぇ!!キェェェェェェイ!!』

ゲーセンの場内の音に負けない声で叫びましたとも、叫びながらゲームしましたとも。友人達に負けてられない。キエエェェェェイ!!!!!



「うわ・・・」

「うそ・・・」



気が付いたら僕はノーミスで4面まで来てました。友人達も驚いてたんですが、一番驚いたのはもちろん僕で、まさか4面、それでノーミスなんて考えられな かっ たんですよ。今まで生きてきて、この時の自分が一番カッコよくて、一番神掛かってたと思います。

結局5面のボスで負けたんですが、友人達には褒められました。多分生きてきて今までで一番褒められた。「カッコイイ!!」「すげぇ!!」「伊藤す げぇ!!」と褒められて上機嫌になってました。まるで世界ランキング1位になったかのように喜んでました、飛び跳ねてました。きゃっほーい!

そしたら友人がふとこんな事を言い出してました

「ねぇ、もう一回やって」

上機嫌な僕はもちろん挑戦。いくぞぉぉぉぉ!!!!!



「ダサっ!!」

「やっぱ伊藤は伊藤だ」

結局2回目の挑戦は1面の、それもボスに辿り着かないままあっけなく終わり、ゲーセンを出た後は凄くバカにされ、ダメ男の称号は無くせないまま中学校を卒 業しました。

そんな事を思い出して日記にしてみたんですが、最近は東方永夜抄という弾幕シューティングゲームで己のシューティング脳を活性化させようと努力してます。




8/22 ■オールレッド

ポケモンの新作が9月28日に発売されるらしいです。確かダイヤモンドとパールでしたね。ニンテンドーDS。DS。です。

そういえば、ポケモンの最初のアニメが放送されたのは僕がまだ小学校に入りたての、1年生の時でした。その日、突如テレビから軽快なノリの音楽が流れ

『ポケットモンスター』

の文字。僕は今まで存在なんか知らなかったのにこの文字を見た途端

「あ!ポケットモンスターだ!」

とまるで知っていたかのようにテレビ前で叫び母親を驚かせたのを記憶してます。僕は目を輝かせてポケットモンスター、ポケモンを見てました。当時プレイし ていたドンキーコング2を途中で中断してまでもテレビに食いついてました。喰い付いてました。
次の日クラスではポケモンの話で賑わってました。「ピカチュウすげえ!」「サトシのほうが凄い!」「大人の時間ってなんなんだろう?」と第一話の事を一日 中話してました。もうね、楽しかった授業も楽しくなかった。休み時間に早くなって欲しかった。それくらいポケモンは楽しかった。

そしていつの間にかポケモンのゲームが発売されました。確か、緑、赤の二つだったと思います。クラスの皆は

「俺、緑」

「緑以外考えられない」

とか言うもんですから僕は『あ、んじゃ赤にしよ』と心に決めて、親を必死で説得して赤バージョンを買ってもらいました。念願の赤。僕だけの赤。クラスの皆 とは違う色。そんな事に喜びながら必死に、瞬きを忘れるぐらいポケモンをやってました。

ゲームが始まると、お決まりの主人公名を決める事になったので、迷わず自分の名前を打ち込む。そして自分の持ちポケモンを決める事になったので、「赤とい えばリザードンでしょ!!!」と心に決め、迷わずヒトカゲをチョイス。その後はひたすらポケモンと戦ってました。ええ。
ジムリーダーとかがいたりするんですが、タケシなんですね。最初のジムリーダーは。タイプは岩。ひたすら苦労したんですよ。手持ちポケモンもヒトカゲだけ だったので。
なので周辺でレベルアップ→そしてチャレンジ→ダメだった→レベルアップの繰り返しでなんとか倒しました。よっしゃあ!!と思い、セーブして寝る。

次の日、学校に行くともちろんクラスはポケモンの話をするわけですよ。よし、来た。「うふふふふふ、皆緑、俺・・・赤!!!」なんて思ってました。そした ら友人が

「皆の色何?」

(おぉぉぉぉ!!!!来た来た。さぁ!皆各々の色を答えたまえ)

「あ、俺赤。」

「俺も赤」

「うそ!俺も赤」

(嘘やん。君ら『緑』言うたやん。ま・・・まさかフェ・・・フェイク!!!!)

「俺・・・赤」

「・・・赤」

(赤だらけじゃねえかコノヤロウ!!!なんか言いづらいじゃねえかコノヤロウ!!!どうしてくれるんだコノヤロウ!!!)

「伊藤は?」

聞いてきやがったよコノヤロウ!!!

「赤だよ」

「皆赤じゃん・・・」

そりゃこういう空気になるよ。皆赤だもん。ま・・・まぁ!皆進み具合違うし、手持ちポケモンも違うから大丈夫だよ面白いよ。

「え〜!!!俺キャタピー捕まえなかった」

「うそ!?トキワの森ってピカチュウ出るの!?」

(そうだよ。こういう話を待ってたんだよ。うわっ!楽しい!)
こういう話を楽しんでいると、友人の一人が

「あ、そうだ!皆って最初のポケモン何選んだ?」

とか言うもんだからヒトカゲを自慢してやろうと思いました。そしたら

「俺ヒトカゲ」

「俺もヒトカゲ」

「あー・・・ヒトカゲ」

「ヒトカゲ」

(なんだよソレ!ここだけヒトカゲフェスティバルか!!)

「伊藤は?」

「ヒトカゲ」

考えることは皆一緒だな ってその時悟った。でも楽しかった。共通の話題が出来るのは楽しい事だ、やっぱり。
その日、家に帰ったら宿題なんかやらずにポケモン。母親に「宿題をやりなさい!!!」って言われても

「俺は戦ってるんだよ!!!!」

なんて言ったりして本当に迷惑をかけたことが懐かしい。ポケモンが本当に好きだったので、最近のポケモンのゲームをやって『ピカチュウ』『ポッポ』とか旧 世代のポケモンが出たりすると非常に嬉しくなる。みかんを食べてたら、みかんとみかんの間に小さいみかんが入ってたとき以上に嬉しい。

余談になるんだけど、タケシの次のジムリーダー『カスミ』と戦う時には、僕のヒトカゲはとっくにリザードンになっていてレベルは恐ろしいくらい高かった。 もちろん『レベル上げ』という作業を『日単位』で行なっていたからである。
友人達に本気で引かれたのは言うまでも無い。

そして僕達はドラクエモンスターズへ・・・




8/21 ■DKコイン制覇


8月も終わりに近づいてきましたね。
8月といえば夏休みです。小中高と学生達は『夏休みの宿題』というものに悩まされながら過ごすわけですよ。小学生なんてのは31日に宿題をやりますから、 ええ。あんなに必死に頑張って大量にある宿題を一日で終わらせる事が出来るんなら夏休み直後、いや、終了式が終わって家に帰ってから急いでやれよ!次の日 からパラダイスだぞ!と言いたい。君達の大好きな花火大会も本当に楽しめるから!

花火大会で思い出した。花火大会というのはある種戦争だ と僕は認識している。というか、花火大会で良い思い出が全然無い。
場所取りで争い、マナーの悪い見物客に苛立ちを覚え、食べ物飲み物をとんでもない値段で売りつける屋台のおじさんに殺意すら覚える。
僕が苛立ちを覚えている横で仲良さげな男女が

「タクヤ君・・・花火・・・キレイだね・・・。」

「うん・・・。」

「手・・・繋ごうか」

「うん・・・。」

と、花火大会がきっかけで付き合っちゃったりしちゃったり。なんかすでにラブラブなカップルなんかは

「ちょ・・・やめ・・・・こんなところで・・・」

「えー?いいじゃんいいじゃん」

そのまま人混みの無い場所でイチャイチャしたり。そしてちょっとしたきっかけで花火大会に一緒に行くことになった幼馴染同士なんかは

「あの・・・その・・・俺」

「ん?何よ」

「いや・・・なんでもない」

「変な人」

「・・・」

「・・・」

「俺・・・手・・・」

「ねぇ、手繋ごうか」

「え?」

「嫌なの?私と手を繋ぐの」

「いや!そんなことないよ。ありがとう」

「もう・・・バカ」

なんか良いオーラ出しちゃったりしちゃって。結局花火大会は男女をラブラブ、いやラヴェラヴェにするわけですよ。

よし!行くぞ花火大会!バイトも休みだ!行く目的は・・・いや、目的とかじゃなくて行くんだ。
・・・と思って花火大会を待ち望んでいたんですが、結局家でスーファミのドンキーコング(1,2,3)を制覇してました。割と前の話です。




8/19 ■ジェノサイドヘヴン


さて…どうしたものか。


『初アルバイトでの初給料』という最大級のイベントが7月30日にあったんです。そりゃあもうコンビニですから安時給なわけなんですけど、そりゃあもう鬼 の形相でトチ狂ったように働きましたよ。そしたら店長に

「伊藤君からは何か怖いものを感じる」

と言われたりしましたが、狂ったように働きました。
そして給料日、自分の口座を見ると振り込まれてるわけですよ。お金が。
鬼の形相で働いた結果のお金が。鬼のお金、オニマネーが。

初給料に満足した僕はあろう事か普段なら買わないような買い物を毎日繰り広げました。勢い余って『すだれ』とかを買う始末。すだれって。

まるで四次元ポケットを手に入れた子どものようにはしゃいで、はしゃいでお金を使いました。

ゲームに明け暮れ『僕からゲームを除いたら何が残るんだろう?』とまで思っていた小学生時代、おこづかいをもらってはもらっては貯金し、お菓子を一切買わ ず家のお茶で我慢してた小学生時代。ゲーム代まで貯まると一気に使って貯金がゼロになって、また貯金して…の小学生時代。

さぁ!!!もうお金に困ることは無い!!!
今月一番欲しかった物を買いに行こう!!!すだれとか買っている暇は無かったんだ。すだれって。

さぁ!!!買うぞ!!!出でよ!!!My財布!!!


「残金…236円」

…給食代か?これ。


結局、携帯代を合わせると全然マイナスでした。親にお金を借りました。
情けない。結局残ったのは、すだれだけでした。すだれって。




8/16 ■ほのぼのレイ…

「いちいちうっせえな!!犯すぞ!!」

彼女は固まっていた。僕の顔は自信に満ち溢れていた。

―小学校六年の冬。
冬休みが終わって、六年生の三学期という小学校生活の最後の学期を過ごす事になったんですが、もうね、クラスが勉強をする雰囲気じゃない。『思い出作り』 という最後のイベントを迎えるわけですよ。そりゃもう中学生になったら当然会えなくなる人も出てくるわけですから。なんかね、男子も積極的に女子に関わっ ちゃったりして。実は僕も例外ではなくて、積極的にはなっていなかったものの密かに一人の女子に恋心を抱いてまして、内心何とかならんもんかなと思ってま した。

ある日遠くの方で男子数名がなにやら話をしてたので、聞き耳を立てて聞いてたんですよ。

「う〜ん…俺どうしようかな…」

「ははは!!!そんなの適当に『犯すぞ!!』って言っておけばいいんだよ」

(何やらケンカの話をしているらしい。)

僕は直感的にそう感じました。いや、感じてしまったというべきか。
当時の僕は『犯す』という意味を知らなかったので、それが『殺す』『バラす』などの単語と同義語に感じました。

「うわああぁぁぁぁぁ、カッコイイ!!!」

恐ろしい言葉を覚えてしまった。と今ではそう思います。
それ以来、友人達と遊んで失敗を指摘されたときは「うるさい、犯すぞ」などと訳の分からない事を口走りましてですね、友人は「や…止めてくれよ!!」と言 うもんですからてっきり僕の事を恐れているんだと思ってました。

実は5年生の時も『尿』という言葉を知らなかった僕は、授業でラクダを題材にした学習があった時に、『ラクダは水分を節約する為に、尿を濃くします』と いう部分を見て

「先生!!!尿って何!!!尿って何!!!」

と授業中に狂ったように発言しましてですね、先生はスルー、クラス全員もスルーという悲しい行為を受けたんですが、意味を知らなかった僕はタイミングを外 しただけかな?とルンルン気分でいました。そして授業が終わって休み時間に渡辺という友人から尿の意味を聞かされた時は死にたくなったもんです。

そんな事があったのに僕は懲りずに覚えた単語を連呼している。僕は夢中でした、「犯す」という言葉を使うことに。

ある日、少し風邪気味だった僕は休み時間になっても外に遊びに行かずに教室に篭っていたんですよ。そりゃあもう風邪気味なのに外でサッカーなんかヤル気を そそらないわけで。とにかく教室に篭ってたんですよ。そしたら、僕が恋心を抱く彼女が僕に近づいて来るんですよ。僕 は興奮ですよ、興奮。そしたら彼 女は僕の目の前に来てこう言ってきたんですよ。

「ねぇ、何で外に行かないの?」

あははは、風邪だからさ。と言おうと思ったんですが、僕の脳裏に恐ろしい単語が浮かんできたんですよ。男って、特に小学生の時って好きな女の子をイジめた くなるという か、からかいたくなる衝動に駆られるじゃないですか。僕も例外ではなくて彼女に『好き』という気持ちが悟られないように必死で隠してきたわけですから、こ こで

「風邪だよ」

なんて言っちゃったら

「大丈夫?」

と返って来るのがオチですから、なんとかそれは避けたかった。心配されると好きという気持ちが爆発して暴走しかねない。そこで、僕は彼女を 追い払うために大 声でこう叫んでやりました。

「いちいちうっせえな!!犯すぞ!!」

…決まった…。我ながらカッコイイな。『殺すぞ!!』って言われてさぞ驚いているだろう!!

「ご…ごめんなさい!!」

って言って逃げていくだろう。さぁ!!反応するんだ!!

…ん?彼女キョトンじゃないか。どうしたんだい?驚いただろう?さぁ!早く反応するんだ!!僕の顔は自信に満ち溢れていた。

キーンコーンカーンコーン

チャイムの音で沈黙は終わり、わらわらと男子達が帰ってくる。そして全員始まって授業の始まったわけなんだけれども、僕はそこで自分の失敗にやっと気がつ いた。

「も…もしかして僕は『犯す』って意味間違えて使っているのか!?」

そんな事で頭がいっぱいだった。
「はい、クラス全員一人ずつ6年間を振り返って自分だけの新聞を作りましょう!!卒業の時に皆に渡しますよー」
なんていう教師の説明なんて聞いてられない。僕は小学校6年間より、さっきの休み時間を振り返りたいわけですよ。6年間を犠牲にしてもいいからさっきの休 み時間に戻りたいわけですよ。とにかくパニックになったし、どうしようも無いので、とりあえず僕の席の後ろにいた友人に

「ねぇ、犯すって何?」

って聞きました。そしたら恥ずかしそうに友人はノートの1ページを破ってなにやら書き始めるじゃないですか!言えよ!直接!!
そして書き終えたのか、ポイッっと僕の机に丸めた紙を投げてきました。僕はそれを恐る恐る広げました。クシャクシャの紙の真ん中にポツンと三文字がたたず んでおりました。

レイプ

その瞬間、僕の恋は、小学生生活は終わりを迎えたなと悟りました。初恋は叶わないものです。それも一方的に。もうその彼女とも何年も会ってません。もしか したら僕の事を散々笑い者にしてるかもしれない。
ただあの時の「犯すぞ!!」って言った時の快感と、その後の絶望は今でも忘れられません。




8/15 ■ナイスガイ

「なぁ…お前って確か…」

友人に言われた瞬間僕は震え上がった、そりゃもう震え上がった。

人間というのは相も変わらず『他人の噂』が大好きな生き物でして、アイツは同じ学校の女子と付き合ってるらしいとか、アイツは水泳の時間に股間がエレクト してたとかそんなものばっかりですよ。その股間がエレクトしていたという人の事を詳しく聞くと、どうも僕の友人らしい。中学校時代からの友人で、彼とは色 んな事をやったものだ。今も同じ学校に一緒にいて、クラスこそ違ったが今でも仲良くやっている。
いやね、怒ったよ。僕は。そんな嘘みたいな話。お年頃の女の子がいればまだ分からないが、水泳の時間というものは高校生、下手したら中学生くらいから別々 に授業を受けるものだから周りはムサイ男ばかりなはずなんだよ。だから、この噂というか勘違いな意見は流した。でも、すぐに思い出した。

噂って信憑性があるわけじゃないけど、何となく信じてしまいそうな魔力があるような気がする。

その日も僕はバイトをしていた。来る客来る客の観察をしたりするのがバイトでの唯一の楽しみだ。『いらっしゃいませー』と僕が言ってる心の中では「うわ、 胸デカッ!!!」「おいおいおいおい!!!背中ガラ空きかよ!!」「お腹が見えてるよ姉さん!!ボディがお留守だぜ!!」と思っているものだ。

いつものようにそんな事を思っていると、同年代位の男が来た。よく見てみると、知り合いではないか。自分がまだ中学生の時の友人ではないか。友人も僕に気 がついたようで、こっちに近づいてくる。

「おっ、伊藤」

おっ、ってなんやねん。おっ、って。
久々に会った友人の挨拶に驚きながらも懐かしみながら会話をしてたんですが、その友人が突然

「なぁ…お前って確か…」

なんかいきなり友人が僕の噂か何か知らないけど、とんでもない暴露をおっぱじめやがったんですよ。僕の噂を、あろうことか僕本人に伝えてきやがったんです よ、コイツは。

「なぁ…お前って確か…彼女いるんだよな」

いねぇぇぇぇよ!!!!女の子どころか虫一匹寄ってこねぇぇよ!!!お前の中で俺はどんだけ美化されとんねんと思ったんですが、面白いので詳しい事情を聞 きだしたら

「いや、見た。」

とか訳の分からない事を言い始めたんですよ。僕はその時『あ、これは絶対誰かからデマを聞いたな』と思ったので、色々誘導尋問をしたのですが、彼の「見 た」の一点張りに負けて結局聞けずじまいでした。

人間ってのは悲しいもので、こういう事があるとこう神がかったようにピンッと想像してしまうもので、僕も『ヤツしかいない』と思ったんです。同じ学校の人 達に広まるのを通り越して他校に行ってしまうくらいですから、ヤツしかいないと。
でも、いくら同級生だからといっても追求できる訳が無く、第一本当に違ってたら恥ずかしいだけなのでずっと黙ってます。多分女性だと思います。

他にも、くだらない噂が同学年ではなく他の学年で流れたとか…。なんで学年飛び越えるねん。

まぁ、僕という人間は中学生時代の時『人類破壊計画』なんていうくだらないものを計画してた人間ですから、ある種ヘンタイ!!変態!!として面白い風に扱 われても文句の言えない立場ですから仕方ないんですけど。

この前だって、コンビニに寄ってたら小学生…恐らく低学年のガキが3人くらいでお菓子コーナーに溜まっていたんですが、僕はどうしてもお菓子コーナーにあ る『よっちゃんいか』を無性に食べたくなりましてガキ共にぶつかりながらもよっちゃんいかにたどり着いたわけですよ。そしたらガキ共がこっちを睨んでくる からなんとも言えない恐怖を感じました。

「おっ、お前ら、いいとこ9歳くらいだろ!!怖いんだよ力也か!!」

と思いながらよっちゃんいかを大量に購入したわけなんですが、店員にも笑われまして。ガキ共はサンドイッチ、午後の紅茶なんて物を買ってるのに、僕はよっ ちゃんいかって…。これは睨まれても仕方ない。

とにかく、噂というものは絶えないものなので上手く付き合っていかなきゃいけないって事ですね。『伊藤はナイスガイで家にいるときは熱い砂を指で突いてい る、ワニと闘った事がある』ぐらいの噂を誰か流してください。




8/14 ■小4ダンジョン

人間があんなにも押し黙る状況になるのは入試の時とこの時ぐらいだろう。


―エレベーター。
僕の苦手なものの一つなんです。あの「閉鎖感」と「恐怖感」には未だに慣れてない状態。後ろに誰かいるんじゃないか?とか四階に一瞬チラッと顔が見えな かっただろうか?とか、そんな理由で苦手です。

たしか、僕が小学4年生の夏休みの時だった。
その日は、友人何名かに誘われて、『数名での買い物』という当時の自分には体験した事も無かったイベントがあった日だ。

買い物って聞いた僕は、机の上にあった貯金箱の中身を全部出して友人の家に向かった。確か、貯金箱の中身の金額は400円だったと思う。友人の家に着くと 見慣れた自転車が数台あった、友人達は全員とっくに集合していた。急いでインターホンを鳴らすと、ドアから友人達が出てくる。どうやらすぐに目的地に向か うらしい。

目的地に向かう移動の時に僕は「ねぇ、どこに行くの?」と友人に聞いた。
すると友人はワクワクしながら

「ゲームだよ、ゲーム!!」と答えた。

ゲーム屋につくと友人達は真っ先に同じ方向に走っていった。僕も少し遅れて友人達のいる所に行くと友人達はみんな揃って同じ物を持っていた。

ドラクエZ

そーいえば、発売したんだった!とその時僕は思ったけど、財布の中身は400円。どう頑張ってもドラクエZは買えない状況なのである。友人達が嬉しそうに ドラクエZを買っている最中に僕は皆とは一つ棚が違う中古ソフトコーナーにある


『東京ダンジョン』


というよく分からないゲームを買うという、訳の分からない状況になった。
中世ヨーヨッパを冒険する皆に対して、僕は東京を冒険する事になるのかと考えると気が遠くなったのだけど、貼られてある300円という値札に惹かれてしま い買ったのである。というか、400円で買えるゲームがこれしか無かったからである。

店員「ありがとうございましたー」

店を出る。店の外で友人達が買ったドラクエZの事について話し始める。

「俺、ドラクエZ買っちゃった!!」
「俺も!俺も!家に帰ったら早速やる!!」
「ドラクエZの為に宿題を早く終わらせたんだから」
「嘘!?俺は全然やってない!!」
「あ、それより、お腹空いた!!マクドナルド行こう」

っと友人達が歩きながら楽しそうに話してる中で僕は話題に入れずに固まっていた。そんな僕を不思議に思ったのだろう、友人の一人が

「―そういえば、お前は何買ったの?ドラクエZだよな!!」

―いや、東京ダンジョンだよ。なんて言えるわけない。だけど、いずれバレると思ったので早めに言わないと!でも!言い難い!そうタイミングを逃しながら歩 いているとエレベーターだ。目の前はエレベーターだ。友人はボタンを押す。

3…2  エレベーターが三階から来る。

よし!今だ!今言おう。

「実は…東京ダンジョンなんだ」

その瞬間エレベーターが到着し、ドアが開く。眺めると人がたくさん乗っている。乗ってドアが閉まる瞬間、友人が

「…東京ダンジョンって…」

こうしてこの言葉を最後にエレベーターの中は沈黙状態になった。本当に気まずかった。エレベーターから降りた後も、それからずっと『東京ダンジョン』につ いて友人は一切触れてこなかったのが逆に辛かった。

そんな事があって、エレベーターが本当に苦手です。




8/13 ■リアルに想像


 ポケモンがもし本当にいたとしたら地球はどうなっていただろうか…。


 「はい、PKMニュースの時間です。最近は暑いですね、ヒトカゲの人口が増えただけでさえ暑いのにさらに…って感じですね」

 「それでは最初のニュースです。東京都の各区に雷を防ぐための避雷針を設置したところ、電気ポケモンの【かみなり】がほぼ無効になりました。 これについてジムリーダーのカスミさんは『オホホホ、雷は使えなくてよ。私の水ポケモンの強さを見せてあげるわ』と答えています。尚、水ポケモンは草タイ プの技にも苦手ですが、これの対策について、カスミさんの手持ちポケモンにリザードンを加えるという異例の事態となりました。ジムリーダーも必死ですね」

「次のニュースです。飼っているポケモンに服を着せるといった行為が最近流行っているそうです。水玉模様の服など様々な種類の服があるそうです。」

「次のニュースです。現在、ポケモンを捨てるという行為が増えています。『飼う余裕が無くなった』『可愛くなくなった』『世話が面倒になった』などの理由 でトレーナーがポケモンを捨てています。
そういった理由で捨てられたポケモンを【ポケモン大好き長寿おばあちゃんヨネさん】はお世話をしています。」

 「次のニュースです。売れない熱帯魚店【魚売寝】の店長の魚川返素さんがあまりに売れないためコイキングを商品に大量に追加したところ、赤字 となり倒産寸前になると思っていたのですが、あまりに買われないために放置されていたコイキングがギャラドスに進化し、そこにトレーナー集団が現れ買い占 めていったという事です。尚、集団は【ギャラドス団】と名乗っているそうです。

「あぁ…、ここで臨時ニュースです!ポケモン大好き長寿おばあちゃんヨネさんの家がヒトカゲ同士の火遊びの被害に合い全焼したそうです。」

「あぁぁぁぁ、また臨時ニュースです。避雷針を設置した事により電気が使えなくなったため電気ポケモンの暴動が始まっている模様です。尚、現在被害にあっ ているのは【ギャラドス団】と名乗っている集団です。いずれもギャラドスを所持しており、電気ポケモンへ攻撃したところ、自分のタイプが 水 飛行 だと いうを忘れており、電気ショックで瀕死状態になった模様です。」

 とかね。